最高裁判例詳細
| 事件番号 | 平成29(許)17 |
|---|---|
| 事件名 | 子の引渡し仮処分命令申立て却下決定に対する抗告棄却決定に対する許可抗告事件 |
| 裁判年月日 | 平成29年12月5日 |
| 法廷名 | 最高裁判所第三小法廷 |
| 裁判種別 | 決定 |
| 結果 | 棄却 |
| 判例集等巻・号・頁 | 民集 第71巻10号1803頁 |
| 原審裁判所名 | 福岡高等裁判所 那覇支部 |
| 原審事件番号 | 平成29(ラ)21 |
| 原審裁判年月日 | 平成29年6月6日 |
| 判示事項 | 離婚した父母のうち子の親権者と定められた父が法律上監護権を有しない母に対し親権に基づく妨害排除請求として子の引渡しを求めることが権利の濫用に当たるとされた事例 |
| 裁判要旨 | 離婚した父母のうち子の親権者と定められた父が法律上監護権を有しない母に対し親権に基づく妨害排除請求として子の引渡しを求めることは,次の(1)~(3)など判示の事情の下においては,権利の濫用に当たる。 (1) 子が7歳であり,母は,父と別居してから4年以上,単独で子の監護に当たってきたものであって,母による上記監護が子の利益の観点から相当なものではないことの疎明がない。 (2) 母は,父を相手方として子の親権者の変更を求める調停を申し立てている。 (3) 父が,子の監護に関する処分としてではなく,親権に基づく妨害排除請求として子の引渡しを求める合理的な理由を有することはうかがわれない。 (補足意見がある。) |
| 参照法条 | 民法1条3項,民法820条 |